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Londonで過ごした日々のこと 好きな本のこと 映画のことば  わたしなりに少しずつ書いています

abbey road

abbey road

 

もしかしたらロンドンで一番好きな場所かもしれない

 

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何度いったかわからない

ただ行くだけ

ただ通るだけなんだけど

 

よくわからない懐かしさと

どうしようもない焦りと

長い歴史と

清々しい前向きな気持ちを

感じた

 

もしも20年後またここに行けたとして

ずっと変わらないこの景色が見られますように

 

できることならば

この近くに住めますように

 

そして、Beatles Coffee Shopのおじさんが

あの小さな店内で変わらず大声で唄っていますように

 

  

acco

 

家族のために動くこと ...WISH I WAS HERE 〜僕らのいる場所〜

家族をひとつにしようとしてくれた

お前を誇りに思う

 

たとえば私の父が死ぬとき

私をそう思ってくれるだろうか

 

神を信じなくてもいい

家族は信じて

 

たとえば私の母が死ぬとき

私は兄にそう言えるだろうか

 

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WISH I WAS HERE 〜僕らのいる場所〜

 

家族、夫と妻、父と子、両親と子供たち、

おじさんと姪、おじいちゃんと孫、

おじいちゃんと息子の妻

 

人と人とのつながり

親の死

自分の生き方を考えさせられる時間だった

 

家族との問題は、なかなか難しい

家族のために動くことは、

本当はいつだって、なんだってできるはずなのに

 

もうこれが最後だという状況でなければ

動けなかったりする

 

家族なのに気持ちを聞くのがこわかったりする

 

でもやっぱり

伝えたいことはちゃんと言葉で伝えなければ

伝わらないこともある

 

そばにいてほしいとき、

それが家族でなければいけない時もあるのだと

思った

 

家族のためにできること

しないよりしたほうが絶対にいい

 

考えたくはないけれど

本当の最後のときに、後悔しないように

 

 

acco

 

素敵な生き方 〜THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL〜

海外で風邪を引くというのは心細い

日本から市販の風邪薬と病院でもらったあまった薬を

たくさん持っていったけれど

全く意味がなかった

 

確かにいつものわたしの症状とは違う

その土地の風邪なのだと思う

 

HostMotherのKalenがロンドンの薬と

風邪のお供にとDVDを貸してくれた

 

“THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL”

 

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Everything will be all right in the end

And if it is not all right,then it is not yet the end

The only failure is the failure to try

The person who risks nothing,does nothing,has nothing

We are slowly adapting to our environment

And when we adapt,the riches are all available

There is no past that we can bring back by longing for it

Only the present that builds and creates itself as the past withdraws

 

本当の失敗とはやらないでおくこと

 

ここに出てくる英国人のおじさまおばさまたちのように

いつまでも挑戦をやめないような

そんな生き方がしたい

この先もずっと

おばあちゃんになっても

 

acco

東京という街の「記憶」 〜だれかのことを強く思ってみたかった〜

作家の角田光代さんが好きだ

 

10代の最後の夏休みに蓼科の温泉にリゾートバイトに行った

そのとき八ヶ岳のリゾナーレに連れて行ってもらって

そこの素敵な本屋さんで一冊の本に出会った

 

それまで本なんて読んだことがなかったし

興味もなかったけれど

その日から本が好きになった

 

「だれかのことを強く思ってみたかった」

 

作家の角田光代さんと、写真家の佐内正史さんが

東京を巡り、それぞれが切り取った

東京という街の「記憶」

 

 

東京にでてきて10年がたった

 

東京は洗練された街だと思う

ずっとここにいたいかと聞かれたら、わからないし

でも夢を叶えるためにここにいる

というような大それたことでもない気がする

ただ、その洗練された、変わらずにあるその空気が

わたしの原動力になる

 

角田さんは

東京という町を、好きか嫌いかと思うことは難しい。

好きでもないし、嫌いでもない。

あるいは嫌いだし、同時に好きでもある。

そんな風に思える町があること、

そんなふうに関わることのできる場所があることを、

私はとてもうれしく思う。

と書いていた。

 

同じものが何ひとつなく、雑多なものがつなぎあわされて、

しかも、止まることがない、つねに動き続けて

永遠にちがうかたちをつくる、グロテスクなモンスターみたいな街。

自分という存在が、経験しなかったことで成り立っていて、

そしてそれはすべて、自分だけのものとして、失うということが永遠にない。

 

ストーリーのひとつひとつが、なつかしいかんじがした

わたしにもあったような、なかったような

 

 この本の好きなところをなんて言ったらいいかわからないけど

 

わたしにとって東京とは

と、千葉の実家から東京に戻るバスでいつも考える

 

東京と向き合う

そして本の面白さを教えてくれた

わたしの原点の本

 

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acco

London Life

29歳を前にして

普通の生活を送っていたわたしが

仕事をやめて海外へ留学に行くということ

今更ばかみたいと笑われると思っていた

 

いや、もしかしたらみんなそう思っていたかもしれないけど

言えなかっただけなのかもしれない

 

LondonでのことをBlogに書こうと思って

なかなか書き出せなかった

 

行ってよかったと

そんな簡単な言葉で表したくないけど、心からそう思う

 

海外へ出るということは

自国を知り、伝えるということ

自分を表現するということ

 

英語を話す前に

話したい事をもつということ

自分の意見を言えるようにすること

 

当たり前のことだけど

思い知らされた気がした

 

英国は思っていた以上にかっこよく

強い国だった

 

自分を守って逃げずにリスクを負える

そうやって強く、豊かになる

信じるものがあり、前に進んでいく人は強い

そうやって成功してきたのではないかと、

そしてこれからもずっと

成功していく国なのだと思った

 

やりきったなんて

とても言えないような日々だったけど

後悔だけではないはず

 

いつか英国で働きたいと思った

 

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acco